

照明器具、太陽光、エアコン、冷蔵庫、いやいやテレビ・・・
数多くあると思います。
さて、それでは予算に限りがあった場合に、何をすべきか?
何が最適か?処方箋は何か?どこに依頼すべきか?
真剣に考えれば考えるほど、不安が出て・・・
誰に聞いたらいいのか?
途方に暮れてしまう・・・・・・

実は、日本において省エネが叫ばれるようになったのはつい最近のこと・・・
環境と省エネの本質があいまいなまま、皆様には漠然としたご要望だけが残って、具体的に何をすれば効率的なのか不透明な状況ではないかと思います。

住宅を提供する私たち事業者と、これから省エネ性の高い住宅を考える皆様との間にも「省エネ」に対するギャップがあるように感じています。又、時としては提供者側にも残念なことに意識や知識不足が目立ちます・・・
私どもの考える住まいの「省エネ」は、「断熱性と気密性の両立」「自然力の利用」「設備の選定と計画」で整えられると考えております。これを「省エネの3原則」と定義し、私どもの「住宅を科学する」というスタンスの実証を兼ね、今回、体験型モデルハウスを常設いたしました。皆様に安心して「省エネ」を体感していただき、具体的なきっかけになれば幸いと考えております。




「熱損失係数」と言い、建物の内外で温度差が1℃の時、 家全体から1時間に、外気に触れる面積1㎡あたりの熱の 移動する熱量を言います。
このQ値が低い程、住宅の保温性は優れており
愛知・岐阜のエリアでは 2.7w/(㎡・K)



C値とは外気接触面積あたりの住まいの隙間を示し、気圧差で実測し数値を得ています。 このC値は低ければ低い程機密性が優れており、高断熱住宅を計画する場合に気密性も優れていることが重要です。
一般的に大手ハウスメーカーでは 5c㎡/㎡を気密の目安としていますが当社では



一般的に省エネ住宅を計画する場合に、断熱性の高い発泡スチロールの板で雑に小屋を組み立てることを想定すれば分かりやすいでしょう。隙間風が入れば中は寒いことはわかります。ならば、と、高気密なビニール袋で覆ってしまいましょう。風は入りませんが、ビニールの表面は吐く息で水浸しになり、カビの原因になってしまいます。高断熱な家作りを考えられますが、気密性の低い家作りであったら皆様どんな生活になると思いますか?




どなたも窓からの直射日光がきついと感じた経験はあると思います。省エネで快適に生活する為には、直射日光を取り過ぎない適度な目安があります。
それを「夏季日射取得係数」μ値で表します。
夏の日差しは遮るように、でも暖かな冬の日差しは入るように、庇の出幅や窓のサイズなど事前に計画してμ値を算出することができます。
ちなみにこのエリアでは0.07が目標値とされています。



近頃実例として活用されている 太陽光発電と太陽熱温水器をご紹介いたします。


室内の暖まった空気は、送風のためにも外へ逃がすことが必要となります。
天窓は暖まった空気を効率よく排出する働きがあり、また、側面の窓に比べて約3倍の明るさが採り込めるため、採光に恵まれない北側の空間に最適です。





一般的に冷暖房設備を購入される場合、エアコンを考えられる方が多いと思います。 エアコンの性能はAPF値(効率の良さ)で判断すべきですが、性能が良ければ価格も比例して高価なものになってしまいます。
ちなみに、私たちが認識している冷房設備では エアコンが最も効率がよい設備であると考えます。


給湯設備については、電気、都市ガス、プロパンガス、灯油、 太陽熱など多岐にわたります。 初期投資とランニングコストには微妙な関係がありますが、 概要は下記のとおりです。
給湯機はガスコンロの仕様と連動する傾向があるため、オール電化の方は電気を計画し、 ガス調理を希望される方は都市ガスかプロパンガスを選択されることをお勧めします。


この判断は微妙に個々人で分かれますが、各社が非常にユニークなシステムを考えてきています。例えば、ガス会社が太陽光発電を活用したガスと自家発電の両立型や太陽熱温水器とプロパンガス調理器具を併用した災害安全型など興味深いものが考えられます。
この①から③を現時点もしくは近い将来の家族構成で考え計画することが大切です。